健康管理は大切 家族性多発性脳海綿状血管腫

WELQが闘病ブログに与えた影響はデカい

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「病気系は稼げなくなった。google検索の上位に上がるのは、病院のHPと医者のブログばかり。WELQのせいだ」

先輩ブロガー・アフィリエイター達のそんなツイートを見るたびに思う。WELQ問題のせいでgoogleの方針が変わり、そのとばっちりを食らったのはアフィリエイターだけじゃないよなと。検索上位は病院と医者ブログばかり。患者の生の声が書かれているブログも検索下位に沈んでしまった

遺伝性の多発性脳海綿状血管腫(脳幹にもたくさんある)を持っている私のような患者は、脳海綿状血管腫患者の中でもレアなんだそうだ。だから情報が欲しい。悲しみを共有できる人が欲しい。探したい。いつもそう思って生きている。

 

WELQ問題の功罪

WELQ問題とは何なのか

WELQというのは(株)DeNAが運営していた健康情報まとめサイト。病名で検索すれば必ず上位に表示されていた。

ある日、ネットに詳しい医学部卒の男性が「記事内容がこんなに怪しいのに、なんでWELQはこんなにSEOに強いんだろう(検索上位に表示されるんだろう)」と疑問を持ち、オピニオン記事を書き始める。

「肩こりの原因は幽霊かも?」なんていうふざけた記事。「死にたい」で検索したら転職サイトに誘導する記事。あちこちの病院サイトからパクったつぎはぎだらけの記事。調べれば調べる程、サイトの怪しさがぼろぼろと明らかになっていく。

「記事の最後に『運営サイトはこの記事の内容に一切の責任を負いません』と書いてあります、ライターが勝手に書いたことです」と、DeNAは言い逃れをしてきたけれど、実は会社がライターにマニュアルを渡して「こう書け」という指示してたことが発覚した。もちろんライターは医者ではなかった。大問題となりWELQは閉鎖。これがコトの顛末(てんまつ)だ。

WELQ問題が残した悪影響

WELQの一番の罪は、患者同士が出会う場(患者ブログ)を検索の海に埋没させ、見つかりづらくし、情報交換を非常に困難にしたことだ。患者会がない病気、患者数が少ない病気を患っている人にとって結構致命的だと私は思っている。

なぜそうなったのか。

WELQ騒動の後、素人が書いた記事をgoogleが上位表示しなくなったからだ。患者のナマの声、悩み、ささやかな楽しみを綴っているブログが見つかりにくい。「病名 ブログ」で検索しても、がっつりと病院HPが食い込んでいる。

脳海綿状血管腫の場合だと、検索でひっかかるのは数年前に更新が止まっているものばかりだ。今でもずっと書き続けているブログは、私が知ってる範囲で1つ。とても貴重な存在だ。昔は検索上位に表示されていたので、私はその存在を知ることができた。でも今はずーっと下に沈んでしまっている。かれこれ10年は書き続けている老舗中の老舗だというのに。

更新中のブログはとてもありがたいんだよ。その人に質問することができる。病友になれるかもしれない。辛い時に慰めあったり、楽しいことを一緒に喜ぶこともできる。情報交換もしやすいだろう

命に関わる病気を持っている人間にとって、病気の辛さを共有できる人がいることは本当に大事。健康な人には分からないことがたくさんある。だから病気の話ばかりするわけにもいかない。

なので、心の内を打ち明けられる病友に出会えたら本当にありがたい。私はそう思っている。

 

「病人相手にカネ儲けしてやろう」というアフィリエイターが減ったのはありがたい

「病気ネタは儲からなくなったから」

カネ儲け目的でブログやアフィリエイト記事を書いている人が口々にこういう。

「~って大変ですよね、分かります。私は●●で救われました。ここをクリックして申し込んだら初回半額になります。いかがですか?」

「~って何?どうすればいいの?」(専門サイトから適当に文章を引っ張ってきてつなげる→最後には「いかがでしたか?」でシメるのが特徴的)

こんなサイトを見たことはないだろうか。アフィリエイトサイトって言うんだよ。商品を宣伝して会社の代わりに売り、謝礼をもらうために書かれている。

 

良いアフィリエイト・良くないアフィリエイト

アフィリエイト記事全部が悪いとは言わない。実際にその商品を買って使い、特徴やメリットを丁寧に説明してくれるサイトはとてもありがたい。自分が体験したことを記事にしている点で誠実だといえる。だからそのサイト経由で商品を買って、その人がアフィリエイト料で儲けても腹が立たない。情報提供料として納得がいく。

でも病気ネタは違う。自分が身体を張って色んな病気のリアルな体験を書ける人は皆無と言っていい。次から次へと様々な病気を体験しにいくバカはいない。

だから、病気(ダイエットもグレーだな)をネタにしたアフィリエイトは腹が立つ。基本、嘘つきだ。本当にその病気で苦しみ、その製品で救われた人が書いてるケースは、ゼロとは言わんけど、まずゼロに近いんじゃなかろうか。

「~って辛いですよね。分かります。私も苦しんだんです。でも●●を飲んで楽になりましたよ。いかがですか?このサイトから申し込んだら初回半額になりますよ♪」

オマエに何が分かるんだ

こういう不届き者アフィリエイターを駆逐したのはWELQ問題の「功」。患者ブログを検索の海に沈めやがったのはWELQ問題の「罪」

 

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患者の思いを同病者に伝える効果的な方法はないか

自分でブログを立ち上げてみたけれど

ブロガー同士の横のつながりを作りやすい「アメブロ」や「はてな」は、ブログを作ってすぐでも見てくれる人がいるよ、と聞いた。でもそのとき既に私はこのブログをwordpressで書きはじめていた。まったく横のつながりがないので、ブログの存在を知ってもらう方法は、ツイッターか検索がメインになる。

wordpressのブログは、googleが認知してくれるまで3カ月から半年掛かるとよく言われる。ここを始めて3カ月経つんだけど、更新が止まったブログの山を全く越えられない。どうしたらいいんだろう。悩みの種だ。

私は4人分の患者情報を持っているよ。私・母・弟・娘。同じ病名でも症状や経過は全然違った。全部まとめて記事にしたんだけど、それでもダメか。私の声がgoogleに届く日は来るんだろうか。幸いbingというマイクロソフトがやってる検索サイトでは1ページ目に表示されているようで、検索でここに来てくれる人は全員bing経由のようだ。googleは手ごわい。

 

ブログ村などに登録してみた

ブログ村」というのはブログを登録しておくサイトのひとつだ。今もgoogle検索の1ページ目にある。私は「脳幹部海綿状血管腫」「100キロ超のダイエット」「50代のダイエット」「ひとり旅」のカテゴリーを選んで登録してある。ブログ村の中でカテゴリー検索すると、ランキング形式でブログが紹介されるしくみだ。

幸い「脳幹部海綿状血管腫」はブログがほとんど登録されてないので、ブログ村経由なら私が書いてる2つのブログにたどり着いてもらうことができる。ありがたいことに時々ブログ村経由で読者さんがやってきてくれる。

病気系は「ブログランキング」という登録サイトが強いと聞いたので、そちらにも登録してみた。いつかそこからも同病の方が来てくれると嬉しいな。

 

闘病関連ブログを登録できるTOBYOに申し込んでみた

病気関連の記事専門の登録サイトに「TOBYO」がある。これを書いている現在は、掲載してくれるかどうかの審査中。あそこに載せいていただけたらいいな・・。

 

最後の手段として kindleで本を出す手もあると知った

私のように、血のつながった家族全員が多発性脳海綿状血管腫でやられた人は多くないと思う。うちは、自分・母・弟・娘の4人が患者だ(った)。病名は同じでも4人それぞれが別の症状と経過をたどっている。病院で色んな医師の話を聞いて育ってきた。この病気について色々書けるネタを持ってる人間のひとりだ

私のブログが「TOBYO」に載らず、半年経ってもgoogle検索で引っかからなかったら、kindleの自費出版で電子出版をしてみようかな。もし私の能力でもできそうなら。

短命だった両親と娘の闘病生活を書き残しておきたい。それが誰かの役に立つなら、心が少し救われる。届けたい。拙い文章ではあるけれど伝えたい。ブログがムリならAmazonの巨大プラットフォームを利用してでも。

私自身が脳海綿状血管腫の患者で、じわじわ出血を繰り返して半世紀。身体機能や思考機能に小さくない影響が出始めている。手で字を書くのはもう難しい。右手の感覚も鈍い。キーボードを滑らかに打てる時間はあとどれだけ残っているだろう。

私は焦っている。出血部位によっては、私は言葉そのものを忘れてしまうかもしれないそうなる前に全てを書き残しておきたい。必要な方に届いたことを見届けたい。

 

多発性脳海綿状血管腫の患者がここにいます

このブログでガッツリと病気について書くときは、必ず病院HPか論文サイトにリンクを貼っている。出典も書いてある

とりあえず患者としての経験ならいくらでも話せるよ。身体の機能を少しずつ失っていく悲しみ。大事な人たちを同じ病気で亡くした辛さ。日常のささやかな幸せ。

いつかこのブログがブログ名で検索に引っかかる日が来るといいな。

家族性(遺伝性)で、脳幹部にもあって、多発性で、微小な脳出血を繰り返しながら、脳海綿状血管腫と共に半世紀生きてきた人間がここにいます

あなたはどこにいますか?私の声は届きますか?

 

生活を楽に楽しくする情報交換もしたいな

少しでも生活が楽になり、人生が楽しくなる物やサービスの情報交換もしたいなあ。そう思って、たまに「私は健康体じゃないので災害準備品にこれを入れています」と商品名をあげて記事を書いたりしてきた。

正しい商品情報を確認しやすいように、アマゾンなどの商品紹介ページへのリンクを貼ってはあるけど、はアフィリエイターじゃない。使ってもない商品のことを無責任に書いたりしない

もし私の声が同じ病気で苦しんでいる人に届いているならば。

ちょっと不便はあるけれど色々工夫して。お互いに楽しみましょうね人生を

 

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いめゆんな

多発性脳海綿状血管腫(家族性・脳幹部含む)を持つ軽度障害者です。与えられた身体や生活環境と折り合いをつけ、最大限の楽しみと幸せをつかみたい、と思いながら生きてきた半世紀を綴ってます。海外ひとり旅歴35年。京都大学卒。医学・医療系大学の講師です。

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