血管腫と共存する私の生活記録

「終活」「老後の備え」で一番大事なことを忘れてませんか

日記なのでお気楽な書き流しです。

終活。この世を旅立つ時にどうありたいかを考え、ノートに書いて誰かに託したり、自分で準備したりすることですかね。

老後の備え。一番話題に上るのが「老後資金をいくら貯めとけばいいんだ?」という不安でしょうか。

もちろん他にも色々あるわけですが、終活・老後の備えと言われるものの中に、一つ大事なものが抜けてないか?と思ったりするんです。

それは何か。

「今」を大切に生き、夢を叶え、自分を大事にすることです。

具体的にどのように役立つのかというと

  • 老後の心の財産になる
  • 遺された者の心を救うことだってできる
  • もちろん「今」の自分が楽しい

 

いいことづくめじゃないですか。

やりたいことがあるのなら後回しにしちゃいかんですよ。定年まで待ってちゃいけませんよ。子供が巣立つまで待つのもオススメしません。

あと数年よ、と甘く見ちゃいけません。ウチの母親は突然の脳出血で重度の身障者になりました。今の私よりずっと若い年齢で。

 

同世代(50代)のみなさま。

そして、出血を起こすたびに身体機能を奪われてく私みたいなみなさま。

 

体力気力がまだ衰えてない今を

自分の意志で自立生活が送れる今を大事にしましょう。

あなたの夢は何ですか?やりたいことは何ですか?

思い切ってやりましょう。やれる方法がないか考えましょう。

世間体を気にしてるうちに老いますよ、寿命が尽きますよ。

思い出を飴玉のように心の中で転がし、甘美な味に酔える老後は幸せ。入院した時に出会ったじーさんが言うてましたわ。

転がす「飴玉」はたくさんある方がいい。いろんな味がする「飴玉」があると嬉しい。

ですから、若いうちに作っておく「飴玉」という素敵な想い出は、大事な大事な老後の備えとなる。

 

私がブログを書いてるのは、将来への準備なんです。言葉を奪われてしまった時や、記憶を失ってしまった時に備えとるんです。自分の経験や病歴をネットに残しておきたいんです。自分が書いたものがネットの海に浮かんでいることは、骨の上で線香を焚いてもらうよりずっと嬉しいです多分。

そして、「今」を楽しんでおくことは、のちのち遺族の心の慰めにもなるんです。私自身の経験から、しっかりと断言できることです。

 

ウチの親は両方とも重度の身体障害者で、後を追うように半年のうちに2人とも旅立っていってしまいまして・・・

デカい喪失感を抱えつつ遺された家の整理をすることになったんですよ。

んで気づいたんです。

どこを探しても娯楽関連のものが一切でてこないことに。

 

「何を楽しみにして生きてたんや。タンスに残ってるのは粗品の薄いタオルばっかりやで。もっと楽しそうなモンはないんかいな?なあ、お父さんお母さん。ええ人生という言葉は似つかわしくないかも知れんけど、それでも問う。楽しい時間はどれだけあったんや?」

もう号泣しましたよ。家の中を歩き回って大泣きして、止まらない涙をぬぐいながら車で酒屋に乗り込んで大量にビールを買いましたわ。家に戻ったら速攻でスーパードライの1リットル缶の栓をあけて、ラッパ飲みしながら壁を叩きながら、

「幸せやったんか?楽しかったんか?そんなはずないわな。こんな短い人生で、しかもあんなに不自由な身体になってしもて。やりたいことが一杯あったはずや。実現できんかった夢、やっておきたかったこと、会いたかった人、行って見たかった場所。絶対たくさんあったはずや。そやろ?」

 

絶叫しながら遺品を片付けてたんですよ。両親の人生は何やったんやと。

 

是非人生を楽しんでください。

遺された人間の心の慰めになるんです、生前のあなたが幸せに生きたんだな、と思えることが。

以上のような理由で、今を楽しむことは悪じゃない。

むしろ、老後の心の備えであり、遺族の心の支えにもなり得ます。ですから

 

やりたいことは

やれるうちに

やれる限り 精一杯

 

お互い頑張りましょうぞ。

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ちいでる

家族性多発性脳海綿状血管腫(脳幹・脊髄も含む)を持つ軽度障害者。治療不可。大きめの出血を起こして命を奪われる前に、私が生きた半世紀の記録と経験を書き遺します。具体的には45キロやせたダイエット法・病気や障害をぶち抜いて幸せをつかんだ記録・意外と楽しい今の暮らし・ひとり旅バックパッカーの旅行記など。大阪出身。

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