災害は怖い。準備したい。でも何をどれだけ備蓄すれば悩んでいる。そんな方もいるのではないでしょうか。
災害時の備えは少し身体が弱い人目線で考えることが必要です。なぜなら、家族全員が健康で災害を乗り切れるとは限らないからです。
小さなお子さん、高齢者、闘病中の家族がいるならなおさらです。災害弱者になるリスクがあります。
私は軽度の身体障害者です。住んでいるのはマンションの高層階。子供はいません。災害弱者になる確率は小さくないでしょう。
なので災害備品については本当に徹底的に調べました。
災害弱者にならないよう、軽度障害者の私がガチで選んだ災害備品をあなたにご紹介します。
お役に立てば幸いです。
災害備蓄食品はこの4ポイントで選べ
災害マニュアルのほとんどは健康な人の視点で書かれていますが、みんなが健康に被災するとは限りません。
怪我をしたら身体のどこかが不自由になります。ある意味、軽度障害者と同じことが起こるでしょう。
身体のどこかを怪我した方、私と同じように軽い障害を持っている方、体力が衰えてきた高齢者の方にもオススメできる食品は何か。
私が災害備蓄用の食品を選ぶ基準はこの4点です。
- 消費期限が5年(以上)あるので、買い替えが少なくて済む
- 高価ではない
- 飽きがこない
- 避難所で配布される食品では摂りづらい栄養を含んでいる
軽度障害者だからこそ分かる 災害時にあなたを救う食品4選
①15年保存できるミネラルウォーター「カムイワッカ麗水」
自然豊かな北海道虻田郡真狩村がはぐくんだ湧水です。しかも保存期間が15年。他にない長期可能な保存水です。
保存期間が長いことにはメリットが3つあります。
- 交換時のケガのリスクを低減する
- 何年も交換してない古い水を飲む恐怖から解放される
- コスパがよい。1年あたり1本30円
理由のひとつ目。
毎年新しいペットボトルを大量に買い替えることを考えてください。2リットル入った水は2キロのダンベルと同じです。重いですよね。
お元気な方にはピンとこないかも知れませんが、握力が弱い手で、重いものを片手で持ち上げるのは大変なんです。
途中に足の上に落とすかもしれません。手をひねってねんざするかもしれません。
つまり、ケガのリスクを減らすためには、備蓄水の交換回数を減らすことは大事なんです。
ふたつめの理由は、消費期限切れのリスクを最小限にできるからです。
普段ペットボトルで水を飲まない人は、備蓄場所に置きっぱなしになりがちです。
消費期限が切れる前に使いきるのは面倒ではありませんか?期限が切れて何年も経ってる・・・なんて人もいると思います。
でも、期限が何年も切れている水を飲む勇気がありますか?下痢を起こしたら大変ですよ。トイレ流れないのに。
3つ目の理由は、長期的に考えればとてもコスパがいい保存水だからです。
この記事を書いている現在の価格は、1本あたり400円ちょっと。正直高いと思いますよね?
でも1年あたりで考えると、逆に安いんです。
たとえば1本450円の水を、5年で交換するとしましょうか。
450円÷5年=90円
90円ですよ!保存期限きっちりの15年で割るのなら1本たったの30円
②水分が摂れて栄養バランスがいい 野菜ジュースと野菜スープ
水も大事ですが、栄養面を考えると野菜ジュースやスープの備蓄も必要です。定番の備蓄食品の多くが炭水化物メインだからです。
たとえば、お湯を注げば食べられるラーメンやアルファ米、缶入りのパンやカンパン。
2~3日ならそれでもいいかもしれませんが、電気・ガス・水道が全部復旧するまで数十日掛かります。
スーパーやコンビニで、野菜たっぷりの弁当やお惣菜が買えるまで何日掛かるでしょう。誰にも分かりません。
栄養バランスが崩れたら持病が悪化するかもしれません。風邪をひきやすくもなります。
薬の備蓄をしている人は多いかもしれませんが、病気になってからでは遅いんです。被災からの復興は長期戦です。体力勝負です。
野菜ジュースにも野菜スープにもありますよ、長期保存が利くものが。しかも有名メーカー カゴメの製品です。
乾燥野菜も手軽でいいですよね。でも野菜ジュース・野菜スープならではのメリットがあります。栄養と水分の両方が摂れることです。
1日に必要な野菜が摂れるから、備蓄本数を決めやすいのも好ポイント。家族4人なら1日4本。備蓄したい日数を掛ければ、何本買っておけばいいか分かりますから。
スープはガスコンロで温めてもいいですが、レトルトパウチなら体温でほんのり温めることもできます。
冬は寒いけど、夏はちょっとした保冷剤っぽくも使えそう。すぐ生温かくなるとは思うけどw
③主食は具材バリエーションが豊富なアルファ米
この商品のオススメポイントは
- 粉モノと違って腹持ちがよく、血糖値が急激に上がるのもふせぐことができる
- アルファ米なので、お湯さえあれば食べられる
- 具のバリエーションが多いので、好き嫌いがあるお子さんにも安心。飽きがこない
④ようかんは 年齢体調を選ばない手軽なおやつ
お菓子があるとほっとしませんか?私のイチオシは「えいようかん」。ようかん味とチョコレート味の2つがあります。
お子さんがぐずった時などにちょっとしたお菓子があると助かるかもしれません。
備蓄お菓子として「えいようかん」が優れているポイントは
- 1つあたりお茶碗1杯分のカロリー。カロリー計算がしやすい
- 柔らかいので年齢を問わず安心して食べられる
- 食品アレルギーを持っている人でも安心
- 保存期間が長い
- 小さくて場所を取らない
入れ歯でカンパンは硬すぎます。
まだ歯が十分生えてない子も食べられません。
その点、歯ぐきでも噛めるし、舌で溶かしながらゆっくり食べられる「えいようかん」は優秀です。
原材料は砂糖・生あん・水あめ・寒天(ようかん味の方)。食品衛生法で対象とされるアレルギー物質は含まれていない安心お菓子です。
リンク先で詳しい情報が掲載されています。
「えいようかん」は 旅行にもオススメです
私は35年間ひとりで海外バックパッカーをやってきたんですが、空港や駅で缶詰めになった、食品が手に入らなかった、食堂レストランに入る時間がなかったってことが何度もありました。
その経験から、旅の手荷物に必ず「えいようかん」を2~3本入れてます。私は脳血管奇形があるので、血糖値が下がるとぼーっとして、余計に脳みその働きが悪くなっちゃうんです。
備蓄用品が活躍する日は来ない方がいいけれど、備えは大事ですよね
これを書いているのは2019年9月。台風のせいで千葉県に甚大な被害が出た時期です。
私は千葉県民のひとりで、かろうじて難をのがれた地域に住んでいます。でも台風があともう少し東京寄りだったら、今も私は水・電気がない中で暮らしていたことでしょう。ご存じのとおり、1週間経っても電気も水も復旧していない地域が県の半分以上あります。
大変な状況を伝えるニュースを見ながら、準備はいくらし過ぎてもし過ぎることはないと痛感しています。
軽度障害を持つ私は、災害準備マニュアルよりもずっと手厚く食品を備蓄しています。種類も厳選しました。多ければいいというもんじゃありません。家が狭くなるとケガの元です。自分の身体に合わせて分量や保管法も考え抜きました。
もし災害備品の食料に何を選ぶか悩んでいるなら
- 水は15年保存可能で1本あたり30円の「カムイワッカ麗水」
- 栄養バランスを考えて「カゴメ 野菜一日これ一本」「カゴメ 野菜の保存食セット」
- 種類が豊富で飽きないお米「尾西食品 アルファ米セット」
- お菓子には「井村屋 えいようかん」(チョコレート味もあるよ!)
これらを取り入れてみてはいかがでしょう?みんな長期保存を前提に作られていますから、マメに災害備品のチェックができない人でも安心です。
災害備品についても記事を書きました!
【災害弱者が厳選】災害備品に加えるべき役立つグッズ5点
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最近は自然災害の規模が大きくなってきましたよね。首都直下地震なども心配です。被災者にならないに越したことはないですが、体力を落とさないよう、食品の備えはしっかりやっておかねばなりません。
ご参考になれば嬉しいです!