ゆるやか不定期日記

【千葉県知事選挙候補者まとめ】カオスな選挙選に泣く千葉市民が 熊谷市政の11年を独断で語る

千葉県知事選挙のカオスっぷりが全国区だ。

千葉県知事選挙の政見放送が全国的な話題になっている。「マスクはいらない」「コロナはただの風邪」など、医学的に不適切な公約を掲げるだけでなく、政見放送での悪ふざけが過ぎる候補者が乱立しているせいだ。SNSやyoutube上のあちこちで、候補者に言及する人が増えてきた。

 

各候補者の政見や経歴はあとでまとめるとして、NHKの政見放送・千葉テレビでの政見放送を見た人達がどんな反応をしたか、SNS上で流れている声を拾うところから始めてみたい。

 

しかし千葉県に住む有権者にとっては笑いごとではない。これから数年~十数年の県政を担う人間を選ぶのだから。

 

こんな状況なんだもの。

 

 

地域通貨「房(BOU)」の発行で経済振興を、と訴えている皆川候補は元高校教師。右側のピーナッツは千葉の特産品である。

 

・・・他県に住んでたら笑って楽しめばいい。でもこれは今自分が住んでる県で起こってること。面白いヤツに投票するふざけた人が多かったら千葉は終了する。

 

千葉県知事選の投票率はだいたい30%ちょっと。このように投票率が低いと、組織票を押えている自民党や共産党の候補者が有利。

しかし、ウケ狙い候補者の登場で、普段は選挙に行かない層が投票所に足を運ぶ確率が上がる。支持する政党を持たない無党派層の浮動票の行方が気になるところだ。

沖縄の新聞も千葉県知事選挙の途中経過を報じている。

 

候補者8人の経歴と政見

千葉が沈没しては困る。真剣に投票したい。

そこで、候補者の経歴や政見をまとめてみた。

 

マトモで有力な3候補と言われてるのがこの方々。

  1. くまがい俊人氏(千葉市長を3期11年)
  2. 関まさゆき氏(自民:前千葉県議を10年)
  3. かなみつ理恵氏(共産:元予備校講師)

 

候補者8人の経歴や政見は以下の通り。その候補者特有の公約をちょっとメモってみる。

 

前千葉市長。一昨年の台風15号・19号の災害対応は迅速だった。SNSでの情報発信にも長けている。詳しいことはあとで書く。

 

森田健作 現千葉県知事を擁立した自民党から出馬するのが関氏。当初 水泳の鈴木大地氏を立てる積もりだったが断念。最終的にこの人に行きついた。県庁の女性管理職を2割に。元気なお年寄りの趣味活動に支援金。私個人の感想を書くならば、この方はマウスシールドをつけて演説を続けている。あれ、飛沫防止効果は10%しかないそうだよ。まずは自分のコロナ対策に気をつけて欲しい。

 

共産党から出馬する唯一の女性候補。中堅予備校で長く古典を教えていた。生理用ナプキンを学校に配布・オスプレイNO。

 

元高校教師。NHKの政見放送では主に教育現場の改善を主張。

 

 

・・・あとはお笑い枠です。

 

 

 

この人は医師。公報では非常にまともな主張。ところが政見放送では「小池百合子と結婚したい」と訴え続けた。以下の動画の2:00あたりにまとめられている。

 

 

千葉市在住25年の人間が熊谷市政の11年を語る

県知事選の街頭演説の動画。たまたま通りがかったところで演説をしていたのでナマで見た。淀みなく力強い。演説慣れしている。

 

熊谷市政の功績

私が感じている功績は以下の2点だ。

  1. 破綻寸前だった財政の立て直しに成功
  2. 災害時の迅速な行動と情報発信

 

財政立て直しのために行ったこと①コストカット

熊谷氏の1つ前の市長は汚職で逮捕。しかも財政は政令指定都市の中でもダントツの最下位だった。市の貯金といっていいお金はたったの10億。市債を買った人に将来返すお金にまで手を付けていたがそれでも足らず。市の外郭団体からも借金をしている状態だった。

そのため、思い切ったコストカットを行いつつ、税収を増やす取り組みを強力に推し進めてきた。

  • モノレール延伸計画の中止
  • 公務員の削減
  • 子供医療費・調剤費が有料に
  • 長寿祝い金廃止
  • 障害者支援金減額
  • ゴミ袋有料化
  • 県水道と市水道の二重構造を一部統一

 

千葉都市モノレールは、千葉みなとから千城台まで伸びる路線と、その後にできた県庁前行き路線の2路線を運営している。県庁周辺は官庁街で、警察署や県立図書館などがあるエリア。通勤時間帯を除くと昇降客はまばらだ。さらに延伸する計画がすでに出来上がっていたが、昇降客は1日数千人程度しかいないだろうという試算の元、大赤字になるからストップさせようということになった。

 

「子供の医療費は〇才まで無料」な自治体はたくさんある中、1回の通院につき300円、調剤費(薬ですね)も300円。これはやり過ぎじゃないかな・・・と個人的には思うけれど、市の財政が激悪だったことを考えるとやむを得なかったのかもしれない。でも何とかしてあげて欲しい。

 

千葉市にはごみ焼却施設が3つあった。その1つを廃止して運営費を削減すべく、「ゴミを3分の1に!」キャンペーンが始まった。掛け声だけでなく、ゴミ袋を有料化することで、「ゴミを出さないようにしようね、お金かかるし」という抑制力を狙った。私もこの時は「カネ掛かるのかよ?!」と怒りつつも、どうすればゴミ袋を節約できるか考えたりもした。燃えるゴミの収集日が週3回から週2回になったので、ゴミを減らさないと家の中に鎮座するゴミ袋が増える。私のような人が多かったのかもしれない。結果的にゴミは3分の1になり、焼却場を1つ減らすことができた。これで2億円が削減された(と演説で言ってた記憶)。

 

次は水道について。千葉市の大半の地域は県の水道を利用している。しかし若葉区や緑区の一部には、水道を敷設せずに放置された場所があったそうだ。そこに水を供給するために市が独自で水道局を作り、運営を行っている。このエリアでも県の水道が利用できるようにすれば、市の水道局の運営コストをカットできる。熊谷氏いわく、県に何年も交渉を続けたがラチがあかず、唯一実現できたことは、上水道と下水道の利用料請求を1回にまとめたことだけ。これまでの千葉市は、2カ月に1回 県の上水道料金を払い、2カ月に1回 市の水道局に下水道使用料を隔月で払ってきた。それをまとめて一括請求するようになったってことだ。たったこれだけで2億円浮いたと演説で聞いた)。

 

財政立て直しのために行ったこと②税収アップへの取り組み

  • 企業誘致件数の増大
  • 大型イベントの誘致

街頭演説によると、熊谷氏が就任する前には、千葉市にあらたに拠点を構える企業は年間2~3社だったそうだ。この数字を増やすべく直接企業と交渉を重ね、ウエザーニュース社やイオンの関連会社などを含む多くの企業誘致に成功したという。

誘致に成功したイベントの1つに、レッドブル・エアレースという航空機のレース大会がある。海浜幕張前の海上をゼロ戦みたいな飛行機が超高速で飛行するイベントだ。近くに住んでる人はうるさいと言っているけど、人気イベントみたいだ。詳しくないけど。

 

財政立て直し策の①②によって、市の借金はなくなったばかりか、自由に使える貯金ができた。そのお金を使って、繁華街がある富士見のど真ん中に、夜の街で働いている人が無料で何度でもPCR検査が受けられる体制を作り、市独自で療養ホテルを確保する費用に充てているとのことだ。

 

 

迅速な情報発信と災害対応

一昨年の台風15号と19号に関しては、私自身がじかに経験したことなので、ブログ記事にもした。市長のツイッターは情報が速く、的確だったと私は思っている。

【台風15号後の千葉】被災地からの報道発信遅延理由と SNSを利用した情報発信の重要性

個人的に非常に助かったのは、ペットと一緒に逃げられる避難所の開設が非常に速かったことだ。ウチにはネコが2匹いるので、「何かあっても避難所には連れていけない。自宅で過ごさねば」と防災用品や食料などをかなりしっかり目に蓄えてはいる。それでもいつかは物資が足らなくなる。「そうなったらどうするかねえ・・・避難所に行かないと分からない情報もあるだろうしなあ」と常々悩んでいたところだったんだ。

街頭演説によると、千葉市は他の自治体で災害が起こった時には積極的に市職員を派遣し、現地でお手伝いをしつつ、災害対応のノウハウを学ばせてきたという。

台風後にイオンが移動販売車を出し、買い物に不自由している人の助けになった。東京電力と倒木処理について協定を結ぶことができた。これらも行政からのアプローチの成果だとのことだ。

 

児童養護施設育ちの子向けの奨学金制度

街頭演説で私が一番感銘を受けたのはこれだ。

児童養護施設にいられるのは18歳まで。大学進学を希望する子に対する援助として、熊谷氏は市独自の返済不要の奨学金制度を立ち上げた。財源は税金ではない。民間企業や市内の富裕層に直談判してお金を出してもらっているという。

そういえば、児童養護施設関連でもう一つ話してたな。保護された子はまず一時保護施設に送られる。しかしその後の「出口」がないと、子供はずっと一時保護施設に預けられっぱなしになる。その間 平均80日。ずっと学校に通えないそうだ。施設を税金で整備するだけではダメなんだね。

 

 

熊谷市政に対する批判

高い砂がムダになったわ

千葉市は海に面しており人工の砂浜がある。人工物なので、風で飛ばされた砂を補充して浜辺を維持し続けてきた。

「今度は白い砂を補充して景観をよくしよう!」・・・としたんだけど、風で見事にすっとんでいき、すぐに元のずず黒い砂浜に戻る。補充した砂が高くつき、「噂の東京マガジン」というテレビにも取り上げられて問題となった。

要は、美浜区の海岸をオシャレにして人を集めよう!ということだったんだね。大野氏が挙げていることの他に、美浜大橋という見晴らしのいい場所に駐車スペースを作り、違法駐車することなく海を見られるエリアも整備された。また、ヨットハーバーのレストラン周りの木を切って(剪定かな、間引きかな?)、レストランから海が見えるようにしたとのことだ。

 

子供の医療費補助・福祉補助金のカット

千葉市は0歳児から窓口負担300円が必要だ。さらに薬局の調剤にも300円が上乗せされるようになった。

 

そのお金は以下のことに充てられるんだよ、とのことだが、それでも医療費負担は不評だ。

 

障害者支援としては、心身障害者福祉手当が月額7000円から5000円に減額された。

 

その他

SNSやyoutube等でよく見かける熊谷氏に対する批判の中から、よく見かけるものを列挙してみる。

  • 公立学校にエアコンをつけることを渋った
  • カジノを含む統合型リゾート施設(IR) はいらない(既に断念している
  • この11年間に千葉市中心部に活気がなくなった。三越やパルコが閉店したじゃないか

 

確かに三越やパルコはなくなってしまった。でも、三越やパルコが潰れたのは、千葉駅すぐそばの そごう や、その中のテナントでコト足りていたからじゃないかと思っている。三越は売り場が狭かった。パルコは送迎バスが必要な距離にあり、中のテナントが余程魅力的でないと、わざわざあそこまで行くのもなあ・・・という感じだった。だからこれ、熊谷さんのせいじゃない気がするんだけどな。

 

余談になるけど、このツイート主である小川としゆき氏の演説も直接聞くことができた。具体的な公約はゴミ袋の無料化1つだけ。あとは何度も「私は市議会議員を何年もやってきたから分かるんです。全部わかってるんです!」と力強く連呼。心の中で「何を分かってるのかを訴えるのが街頭演説じゃないのかな」とツッコむ私。そろそろ演説時間終了だとスタッフから合図を出された後も「さらに言わせてください!」と話を続ける。その結果、話を聞いていた有権者と話をしたりする時間もなく、慌てて撤収していった。演説、まだ慣れてなかったのかな。

 

以下の内容は、対立候補の応援アカウントが書いている。私には真偽のほどは分からない。SNSを検索すると具体的なことが「リーク」されているので、信じるかどうかは個々人のご判断にお任せ案件。

  • 維新の影響を受けて大阪と同じことをするのではないか?
  • 選挙ハガキの利用について問題があったのではないか?
  • とある医療法人と密接な関係があるのではないか?

 

千葉県民のみなさま。ぜひ選挙に行きましょう

県知事の任期は1期で4年。何期も続投して十数年、ひょっとすると20年を越すことだってある。

有力と言われている男性候補者は41歳と43歳。20年やってもまだ60歳ちょっとだ。本人が望み、県民が支持すれば、これから数十年間、千葉を動かしていくリーダーになり得る。

だからこそ、次に選ぶ知事は慎重に選びたい。笑いを狙って出馬している候補者が多いのでなおさらだ。千葉県民の民度が問われている選挙だと思う。

みなさま、選挙に行きましょうね。

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くりからん

持病の進行を遅くするため、50歳でFIRE ( アーリーリタイア ) することにしました。夫との年齢差が12歳あるため資金計画が難しかったです。人生の中間地点に立ち、過去を振り返り、将来に備え、今をとことん楽しむ毎日を送りたいです。趣味は旅行。保護ネコ2匹と暮らしてます。

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