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障害者の父をバカにした奴に フルスイングビンタをカマした件
2021/9/26
小学校入学からしばらくが経った。 小学1年生のひとり暮らし 私の父は脳血管手術を受け、その後遺症で左半身が不自由になった。今にも倒れそうなよろよろ歩きをして ...
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小学1年生のひとり暮らし
2021/9/26
段々と空気が柔らかくあたたかくなってきた。もう3月だ。私と弟は別々の家に預けられて冬を越した。けれど、まだ父は病院の中。母はその付き添いで病院にずっと泊まっている。退院はまだまだ先になり ...
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泣いて苦しんでた あの頃の自分を 優しくなでてやりませんか
2022/11/10
私は大阪道頓堀の川のほとりに座っていた。誕生日まであと数分。日付が変われば私は50歳になる。 グリコの看板が見える場所に腰かけ、杖をベンチに立てかけ、半世紀の人生で起こったあらゆることを ...
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麻痺した身体で生きている父を 世間は容赦なく笑いモノにした
2021/9/26
小学校入学のために預け先から家に戻ってきた頃、既に父の脳外科手術の噂は近所に広まりつつあった。 小学1年生のひとり暮らし いつものように近所の友達の家に行き ...
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空腹の少女に パンの耳をくれた ホームレスのおっちゃん
2021/9/26
父は脳血管手術。母はその付添い。私と弟は親戚の家へ。 しかし、とあることがきっかけになり、私だけがその家から出ていかねばならなくなった。 脳動静脈奇形の手術を受ける父 知り ...
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脳動静脈奇形の手術を受ける父 知り合いの家をたらいまわしになる子供
2022/8/22
「脳出血で突然死するか、手術をして障害者になるか。どちらにしますか」 医師にそう告げられた私たち家族は、実に不本意ながらも手術を受ける決断をした。 脳動静脈奇形が私の家庭を ...
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利き手が動かない父のために 我が家のプリンはどんぶりで作っていた
2021/9/26
我が家の父の日は「プリンエル」を作る日だ。父が亡くなってからは遺影の前にプリンを供え、「お父さんひとりで全部食べてええからな」と心の中で父に話しかけている。 プリンエルというのは、牛乳と ...
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【弔辞】私の将来をひらいて下さった先生に この記事を捧ぐ
2021/9/26
その方は、本当の意味で私の恩師だった。お亡くなりになったという一報に接し、この記事を一気に打とうと思う。 高校2年生の夏。進路に関する話をするための三者面談が行われていた頃 ...
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脳動静脈奇形が私の家庭を壊しはじめた
2021/9/26
私の家庭には障害者手帳を持っている人間が複数いる(いた)んだけど、一番最初に障害者になったのは父だ。私が4歳の時から話は始まる。もう半世紀も前のことではあるけれど、まだ存命な人達も登場す ...
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コンビニ・宅配・ネットがない頃の話 7歳だった私に食料を送ってやりたい
2021/9/26
今から45年前。父が脳血管手術を受けた頃 小学校入学前から約1年。私は実質ひとりで暮らしていた 父の頭の中にある脳動静脈奇形を摘出するのに4回の手術が必要だと ...