成田空港で缶詰め状態になった時、どうしても絶対に確実に空港から脱出する方法を書いてみたい。成田だけじゃない。他の空港でも起こりえる事態だ。国内だけじゃない。海外の空港で起こったらどうする?
「空港に泊まることになったら一生悔やむ。取り返しがつかないんだよっ!」
そんな事情を抱えて飛行機に乗った人もいるはずだ。
人には、絶対に逃してはいけない瞬間がある。取り返しのつかない遅れってのもある。人生は情報戦。備えは大事だ。
成田空港から出られずに床でゴロ寝になった人が続出
前回の記事では、空港から市街地や自宅への交通機関が全滅した時、身体に優しい方法で空港に留まるにはどうしたいいかを書いた。最悪1晩くらい地面で寝てもいいやっていう人ばかりじゃないから。
空港に缶詰めトラブル!旅歴35年のバックパッカーが教える「確保すべき3つのアイテム」
水とクラッカーかカンパンのようなものを受け取って一夜を明かしてるニュースを見た。
私なら、水とクラッカーを受け取りつつ、カバンの中から「えいようかん」という非常食羊羹(ようかん)を食べたと思う。クラッカーは喉が渇くから。
旅に出る時は、チョコバーみたいな個包装になってる中身だけ持ってく。でも、箱には災害時に役立つ情報が書かれてるから、空き箱もすごく役に立つよ。機内持ち込み荷物に数本いれている。箱の裏だけちぎって機内持ち込み荷物に入れるのもいいね。
元々は災害用に作られたお菓子で、こんな箱に入ってる。有名なお菓子メーカー 井村屋の製品。旅も時にはサバイバルモードになるから、災害用食品って色々ありがたいんだ。
話がそれたねw でもこの製品に限らず、災害用として売られているものって旅の不便を救うんだ。35年間ひとり旅海外バックパッカーやってきた私の経験だよ♪旅好きな方、色々試してみてね。私が試した災害用品一覧、そのうち記事にするかもだけど。
空港で一夜を明かしてられない切実な事情がある人へ
「母が危篤なんだ。間に合うかどうか一刻を争う。明日まで成田空港で缶詰めにされるわけにはいかないんだ!」
「明日はどうしても外せない重要な商談がある。空港で寝て小汚い姿で客先に行くなんてあり得ない!」
「子供が生まれるんだよ!出張先から急いで戻ってきたっていうのに!」
人生の中には、「目先のお金なんてどうでもいい!とにかく一刻を争うんだ!明日じゃダメかも知れないんだよ!」という切羽詰まった状態におかれることがある。
そんな時の選択肢の一つとして、頭の片隅にあるといいかもしれない方法だ。
成田→なるべく近い大きな空港→羽田。当日中に南関東に戻りたいならこれだ
なるべく大きな空港へ飛ぼう
成田空港から近ければいいというものではない。便数が少ない地方空港に飛んじゃダメ。当日中に関東南部に戻りたいのであれば、例えば静岡空港や茨城空港は避けるべきだ。もちろん、静岡空港や茨城空港からバスや電車で移動できる地域に行くなら、これらの空港がベストに決まっている。
例えば中部国際空港で試してみた。
成田発ANAで18:15に中部国際空港着。
20:40発JALで羽田着が21:40。
航空便の席を当日押さえようとしてるんだ。即断即決を!
空席が残っているかは時の運だ。なんせ当日便の予約を取ろうとしているわけだから。空席は少ない。すぐに埋まる。
中部国際空港がダメなら関空や伊丹も視野に
移動距離が長くなる分、飛行時間も長くなる。やはり決断は早ければ早いほどいい。
羽田空港に着いたら、次は目的地までのタクシーだ
タクシー待ちの列に並びながら 配車アプリで流しのタクシーを呼べ
人生何が起こるか分からない。バスだの電車だのを乗り継いでるうちに、最期を見届けられなかったらどうするんだ。タクシー乗り場が長蛇の列だったらどうするよ?
列に並んでいる間にタクシー配車サービスを利用してはどうだろう。あなた専用の流しのタクシーが空港に向かってくれる。もちろん、配車アプリで確実に数分でタクシーがつかまらないかもしれない。それでも試してみる価値はある。
海外経由で成田から羽田に飛ぶ方法も
国内線がダメなら、韓国の仁川空港経由で飛ぶ方法もあります。たまーに聞きます、体験談。
私はなんかあった時のために、国内であっても念のためにパスポートを持ってる。もうイヤだもの、大事な人の最期に間に合わないなんて。