石垣島経由で与那国島で長期滞在したときの経験談です。長期滞在なので荷物の重量が余裕で7キロを超えてしまいました。
さてどうするか。乗るのはLCC。無料で持っていける荷物は7キロまで。超えると超過料金を払う必要がある。
・・・できれば払いたくない。何かいい方法はないか。
思いついたのはゆうパックです。LCCの超過料金より安いんです。
ゆうパックで日本最西端の与那国島まで、ゆうパックで荷物を送ったときのことを記録します。
LCCで移動する時に困るのが、手荷物が7キロで荷物が収まるかどうか。
航空券予約時に追加荷物代金を一緒に払うと割安!というけど、予約時に荷造りが終わっていることはまずないですよね。荷物が何キロなのかが確定するのは家を出る時。空港に行くまでに何か買い足すかもしれませんし。もし重量オーバーになってたら。カウンターで荷物追加を申し込むのは割高で悔しいじゃないですか!私は絶対イヤですよそんなの。何のためにLCCに乗ってると思ってるんですかw
でも、どう頑張っても7キロ以上の荷物になることだってありますよね。あきらめてLCCに追加料金を払いますか?その前にやってほしいことがあります!
それはですね。LCCへの追加料金とゆうパックの料金を比べてみることです!届くのに何日掛かるのかも調べられますよ♪
LCCの重量超過代金より ゆうパックの方が安かったら
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1* 端末がある郵便局でないと使えないサービスなので、事前にチェックして下さいね
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持っていきたい郵便局がスマホ割対応の郵便局で、届け先を郵便局留めにしておくと、合計280円もお安く荷物が送れるんですよ!
現地移動が空港からレンタカーだったり、宿の近くに郵便局があるなら、荷物を郵便局に持ってって、現地の郵便局でピックアップするのが一番お得です♪
先日私が与那国島に行ったときには、関東南部から八重山郵便局(石垣島)に旅行かばんを送りました。八重山郵便局の近くにはバス停もあるし、石垣島フェリーターミナルまで余裕で歩ける距離にあります。
10日以上の長期滞在自炊旅だったので、どうしても7キロ以下に抑えることができんかったんです。与那国はとても起伏が多い島なので、念のために折りたたみの杖が必要でしたし。例えば、日本最西端の碑を見るためには、駐車場からさらに、勾配のある道を登らないといけないんですよ。
10日以上ってことになると着替えも要りますしね。日焼け止めがなかったら、冬でも晴れたらやけどみたいな日焼けをしますよ、与那国島って。
局留めゆうパックが遅延?移動先の郵便局に転送してくれるから大丈夫
「お荷物、まだ那覇にも着いてないですね」暖かい石垣島で背筋が凍る
関東南部から八重山郵便局までは3日間で届くとのことで。でも念のため10日(水)の朝に出したんですよ。私が八重山郵便局に行くのは15日(月)夕方。5日あれば大丈夫なはず。台風も来てない。天気も荒れる予報になってないし。予定通りなら13日には届いてるだろう。うん。大丈夫。
で、当日ですよ。
「荷物がないと楽でいいわあ~」とバスから手ぶらで降り、安心して八重山郵便局の受取カウンター(正面玄関から入ってすぐ左へ)にいったんですけどね。
「(荷物の番号をチェックする)まだ届いてないですね~(にっこり」
「(へ?・・)あの、いまどこにありますか?(背筋が寒い」
「調べましょうね(調べますね)」(奥へ入って再チェック)
「まだ那覇にも届いてないらしいです(にっこり」
「なんで10日に送ったものがまだ那覇にも届いてないんすかね・・(背中にイヤな汗」
「多分、船便になっちゃったんですよ(にっこり」
「ふね!!あの、航空便で送ったんですけども・・(軽い怒り」
「飛行機に載せられないものが入ってたらそうなるんです(にっこり」
「いつも飛行機に預けてる旅行荷物をゆうパックで送っただけなんですけども・・(声が痙攣」
「送られた地域の本局でチェックして、すぐに船に乗せてるはずです(にっこり」
「船便にしたよ、っていう連絡はこないもんなんですか?(助けてくれ」
「そうなんですよ・・(気の毒そうな笑顔」
かりゆしを着た若いおにーさんが、丁寧なにっこり顔の青年だったのだけが救いだ。とんでもないことになった。
私、明日の10時に出る「フェリーよなくに」に乗って、石垣島を離れるんですよ。その後に石垣に荷物が届いても、受け取りにこれないんですよ。与那国で必要なものが全部入ってるんですよあの中に!
「私、明日のフェリーで与那国に行くんです。荷物はどうすれば・・(寒い。背中が寒い」
「受け取り状にある番号で検索したら、今日の晩に那覇中央郵便局から船に載せるそうです」
「ってことは、石垣着は・・」
「明日です」
「フェリーよなくにには」
「間に合わないんですよ・・(悲しそうな笑顔」
郵便局留めを別の郵便局留めに切り替えることが可能!
「でも!大丈夫です。この郵便局に届いたら、与那国の郵便局宛てに、荷物を転送しましょうね(しますね)!」
「そのようなことができるんですね!(冷たい背中の氷が溶けてくる) 明日火曜日のフェリーには載らないってことは、次は金曜日のフェリーですね?与那国の郵便局に届くのはいつでしょう?」
「フェリーから下ろすのは業者さんで、郵便局に荷物を届けてくれるシステムです。だから早くて土曜日ですね」
「(5日も着替えがない・・マジか)土曜日に郵便局は開いてるんですか?」
「荷物受け取りの窓口は開いてるそうです」(そうです・・?開いてなかったら月曜受け取りか?)
転送届けの書類に必要事項を書き、うつろな顔をして宿に向かました。うなだれて。ハイビスカスがあちこちで咲いてる綺麗な歩道を。
薬と1日分の下着、それから保冷バッグを手荷物にしてたのは幸いでした。
いつもなら預入れ荷物の中に保冷バッグは入っているんです。でも今回は、冷蔵庫に入ってる野菜を持っていこうと思ったんですよね。だから保冷バッグは手荷物として運ぶことができたんですわ。
離島ひとり自炊旅では、保冷バッグがないとまずいんですよ。現地の共同売店で生活必需品は揃うけど、欲しいものがあるとは限らないですし、船が欠航になるとモノがなくなりますからね。
私は石垣島を拠点にして離島ひとり自炊旅をすることが多いんですけどね。石垣島で宿を選ぶ時は、必ず冷凍庫つき冷蔵庫がある宿にしてます。
船に乗る前日に、ゆらてぃく市場で新鮮な沖縄野菜とやいま牛などの肉を買い、星野商店で常温でOKなソーセージ・缶詰・くるま麩を買う(自炊後半用のタンパク源)。冷蔵品は冷蔵庫でぎりぎりまで冷やす。同時に氷も作っておき、次の日は保冷バッグに氷を入れて生ものを離島に運ぶんですわ。
冬でも油断してると怖いですよ。前日夜に買ったソーセージ、冷蔵庫に入れずに波照間島に持ってった時は、もう軽く腐りかけてました。亜熱帯の湿気と暖かさをナメたらいけません。
安くて便利だけど冷蔵庫のない宿は、石垣拠点で離島に渡って自炊する人にはお勧めしないです。
薬・1回分の下着・自炊するなら保冷バッグは絶対に手荷物で
一応毎日高速船が出る波照間島と違い、与那国島の生活物資や食料は週2便のフェリー頼り。売り切れたら次の船が到着するまであれこれ欠品。あっても高い。ガムテープ330円。こんな値段水準だと思って下さい。下着や服は買えないと思って島に渡った方がいいです。
持病がある人は絶対やってると思うけど、預ける荷物と手荷物の両方に薬を入れておくことが大事。荷物がなくなったり、手荷物を置き忘れたり、自然災害などで滞在日数が増えることもありますからね。私は、2倍量を手荷物・預入れ荷物に半分ずついれて旅をしてます。処方箋なしで買えないものは、離島に限らず、どこに行っても入手不可(もしくは非常に困難)ですから。
私、与那国でメガネが壊れたんですけど、島にはメガネ屋さんないですからね。定期的に島に売りにくるらしいです。
壊れたメガネをかけ、男モノの下着とトランクスを着た50過ぎのオカン。泊まってたのが一軒貸しの民家で、私以外誰もいなかったのが幸いです。
石垣島のコンビニ以外で 服・下着・日用品を調達するなら
空港から市街地行きのバスに乗ってきた人は、その途中にスーパーが右手に見えていたはず。空港行きのバスでそこまで戻ればいいです。お金が余計にかかるけど、石垣島で一通りのものが揃うから大丈夫!
私は別のトラブルでスーパーまで行くことができなかったので、仕方なくコンビニで男物の下着上下を買いましたよ・・トランクスってやつですね。下着の上にトランクス履いて部屋着の代わりにしようと。
そしてなんせ荷物がつくまで5日もありますからね。外に着ていく服は、いま着てる1着しかない。汗まみれになって洗濯したら、外に出れなくなります。そこで、男性用下着のうすいTシャツを下に着て汗を吸わせ、同じ服で5日間をしのごうと思いまして。部屋着にもなりますし(泣)なんせ亜熱帯ですからね沖縄県全体が。汗臭さとの戦いです。
那覇と石垣の郵便局に電話をし 荷物の到着と出発を確認
壊れたメガネをかけてるトランクスオカンのまま5日。本当に5日で済まなくなったら大変なので、那覇中央郵便局から船に載ったかどうか、石垣島に着いたかどうか、それがフェリーに載せられたかどうか。毎日電話を掛けてチェックしてました。
土曜日の午前中に、恐る恐る与那国の郵便局まで行き、やっと荷物と対面できた時はひざが崩れそうでした。これで普通の生活ができるよ、トランクスオカン。
最小限のもので暮らす『手ぶらで生きる』のミニマリストしぶさんでも、パンツが2枚しかないなんてことはない。本も読んだけど、パンツ2枚とは書いてなかった。
あの宿の冷蔵庫にちょっとした調味料があったのは幸いで、石垣島で買った食材でなんとか食いつないでました。自炊目的で島に渡ってるので、なければないなりに自分でメシ作りたかったんですよ。食堂もあるんですけどね。
細かいことは、旅行記として別記事にしたいと思います。
ゆうパックが船便になった原因
恐らく 小さな虫よけスプレー
私は旅行用の持ち物リストをパソコンで作ってましてね。基本的にずーっと荷物は同じ。手荷物も預入れ荷物も、大体同じものを持って旅をしてきたんですよ。ただ、旅行荷物をゆうパックにしたのは今回が初めてで。
一体何が航空機に載せられない原因になったのか。
恐らく、スプレー缶の虫よけだったんじゃないかと思われます。
ただ、この宿を貸してくれた人(与那国と本土を行き来して物資をよく郵送するらしい人)も時々、理由不明で船便になってしまうことがあると言ってました。なので、虫よけスプレーだったんだろうな、というのは私の推測です。
スプレー缶を預けられるか:飛行機ではOKでもゆうパックでは不可
ANAの持ち物リストでは、日常生活で使うレベルのスプレー缶は大丈夫なんですよ。現に私もずっと預入れ手荷物の中に入れて旅をしてきましたし。
ゆうパックの方はスプレー缶は一律ダメみたいですね。どちらも飛行機で運ぶってのに、ゆうパックのチェック体制は厳しく、航空機とは同じ訳ではないので、荷造りの参考になれば幸いです(泣)
ですが、全ての航空会社で扱いが同じとは限りませんので、念のために問い合わせた方がよいと思います。
それから、これは噂なんですが、ヤマトさんは中身を確かめてくれるらしいから航空便に載せてもらえる可能性が上がる・・とのことでした。その代わり、送料は高いです。
まとめ 旅の荷物をゆうパックで送る時の注意点
こんなことになっても余裕で日本の端っこの島でひとり自炊旅ができる、という記録として書きました。でも、壊れたメガネのトランクスオカンみたいな惨事を避けるために、教訓を残させて下さい。あああああ。
注意ポイント
- 航空機の預入れ荷物で送ることができたものでも、ゆうパックでは航空便で送れないものがある
- スプレー缶以外にも、ゆうパックでは航空便にできないものがある(らしい)
- 航空便から船便に変更された時に連絡はこない
- 不安だったら、地元の本局に問い合わせをし、船便にされてないかこちらから問い合わせ
- 遠方で、かつ現地でモノが手に入りにくい場所ほど、むっちゃ余裕を持って郵送すること
- ゆうパックで旅の荷物を送りたいときは、ゆうパックスマホ割を利用して安く送ろう。飛行場まで・飛行場から、重たい荷物を自分で運ばなくて済む
- 不安だったら、割高でもお金を払ってLCCに預けた方がよさげ
- LCCに預けるにしろ、ゆうパックで送るにせよ、持病の薬やメガネ・下着1枚は手荷物で
- スーパーの閉店時間は念のため調べておこう
それではみなさま、よい旅を・・あああああ。