脳血管以外の身体ケア

効果が感じられなかった鍼灸院 6つのポイント

 

整形外科でとれない痛み

 

湿布を出されて終わり 痛みがとれねえよ

 

腰が痛い。肩がこる。ねんざした。ほとんどといっていい人がまずは整形外科ですよね?レントゲンを撮ってもらって骨折がないかを調べる。

問題はここから。大抵は湿布薬を処方されて終わり、もしくは「電気治療を始めましょう、毎日通ってね」「牽引をしますから毎日通ってね」とくることもあります。もちろん、それで治ればOKです。

問題は、何度通っても痛みがとれない時。「鍼灸のような東洋医療も試した方がいいのかな・・」という思いが頭をよぎるかもしれません。そんな方のために、私が経験した「治らなかった鍼灸院」の特徴を書いてみたいと思います。

 

やせれば治ります そんな言葉は聞きあきた

 

私自身は整形外科治療で痛みがとれたことがないんです。自業自得なんですけど自重がすごい。なので、治療回数が増えてくると必ずといっていいほど「やせれば治るよ」と予防線を張られちゃうんですよね。確かにな、ぐうの音も出ない。

脳血管奇形の影響で、私は少し手足の動きがよくないんですね。特に小脳に大き目の血管腫があり、身体のバランスを崩しやすいんです。だからよく転んだり手をひねって捻挫します。

巨デブだった頃は、重たい腹を支えるために背骨が反り返り気味になってました。腰も痛かったです。

でも、痛いままだと運動もままならない。安静にしないとますます治らない。そこで、整形外科に見切りをつけて鍼灸院探しを始めることにしたんですけどね。

結局、何軒もはしごすることになりました。効かないんですよ、何度通っても。やっと「治す鍼灸院」に出会えるまでは、放浪する鍼灸ジプシーでした。痛いのにあちこちと。

 

 

悪い鍼灸院の見分け方

 

それでは本題に入ります。あくまでも個人的な経験だということでお読みくださいね。

 

注意ポイント

  1. 「名医」という検索キーワードは危険
  2.  医療情報サイトは、都合の悪い投稿を削除する
  3. 雑誌に掲載されているからすごい、と盲信しないこと
  4.  大体何回くらいで効果が出るかを言えない医師は経験不足かカネ儲け主義
  5.  患者を委縮させてしまう高圧的な施術師は論外
  6. 回数券購入を猛プッシュする鍼灸院・再来院を促す葉書が届く鍼灸院もお察し

 

「名医」という検索キーワードは危険

 

個人ブログに「名医」と書いてあるなら、一定の信ぴょう性はあるかもしれません。ただし、そのブログ全体をざっとでもいいから読んで下さい。その鍼灸院のことばかり・他の治療院をdisる記事が多いものは、関係者が一般人を装って書いている可能性を疑った方がいい。日記っぽい雑記ブログなら、その人が本当に通っていた可能性は上がります。

そもそも自分で「名医」と名乗る人って、おこがましくないですか?名医かどうかを決めるのは患者。「名医」で検索を掛ける人が多いですから、HPに「名医」と入れとけばSEO対策(検索ページの上位に掲載されるための工夫)にもなるでしょう。

 

医療情報サイトは、都合の悪い投稿を削除する

 

全ての、とは言い切りません。ですが、検索上位にあがってる医療情報口コミサイトも盲信は禁物です。

以下は鍼灸ではなく、歯科医院の話ですが・・。引っ越してきて日が浅く、クチコミ情報を得にくかった頃は、口コミサイトを見て病院を探していました。

行ったのは、治療してもいないのに見積書を渡され、「カネを振り込まないと治療しない」という歯医者でした。やたら病院がキレイ。高級車をバックに撮影された院長の写真を飾る意味は何なんだ。お察しです。養分になりたくないのでそのままバックれました。

それから、これは友人の例なんですけどね。奥深いところにある虫歯を麻酔なしで削られ、歯の中心から出血。その状態で型をとり、次の診察時には高い歯が入る、との説明を受けたそうです。不信感を持ったので別の病院で治療痕を見てもらうと、「虫歯がまだ残っている、鏡を持って下さい、染めだし液を掛けますね、ほらここが虫歯です」と言われたとのこと。

なのにクチコミサイトでは投票数が多いんですよ。んで大体が「先生が親切」「看護師さんが優しい」「病院がキレイ」と判で押したようなことが書いてあるのも特徴。

後日友人の家族が口コミサイトに実情を書きこんだところ、運営側から返事が届き「ここは、病院の良さを伝えるサイトなので、病院の悪評は削除しております」との返事がきたって話ですわ。

偶然かも知れませんが、いい病院ほどクチコミサイトや地域情報誌に載ってない。そういう状況なんだということを考慮して読まれるといいと思います。

 

雑誌に掲載されているからすごい、と盲信しないこと

 

「治さない」鍼灸院の話です。

名前を知らない雑誌に大々的に記事が掲載されていました。「ウチには雑誌の取材が来るんだよ」とキレイな椅子にゆったり腰を掛けながら笑う院長。3回通いましたが止めました。後で理由を書きます。

後になって、「治す」鍼灸院の院長にその話をしたところ

「それねー、よくあるんですよ、数十万払ったら載せてあげますよって営業の電話が掛かってくるの。記事じゃなくて広告みたいなもんよ。ウチにも時々掛かってくるけど無視。患者が集まり過ぎると手が足らなくなって困るしね」

とのことでした。ご参考までに。

 

大体何回くらいで効果が出るかを言えない医師は経験不足かカネ儲け主義

 

これも「治す」鍼灸院で言われたことです。

「本当に『治す』経験を積んだ人なら、身体の状態や鍼を刺した感触なんかで、治りが早そうかしぶとそうかの見当がつかなきゃいけないんだよね。それを言わないのは、分かってないからか、長く通ってほしいからじゃないかな」

だそうです。そういや「ウチは雑誌に載っている!」と言ってた鍼灸院でこれを尋ねたことがあるんですよ。見事に叱られました。「やってみないと分からん!素人が口を出すな!」と一喝です。

 

患者を委縮させてしまう高圧的な施術師は論外

 

上記の一喝のせいでしょうか。次の施術の時に、背中に針が何本も刺さってる体制の時に

君みたいな頭でっかちな患者は治らないんだ。この間きた九州大学の教授はその点、謙虚だったねえ」

当時の本音を吐露すると、「東大じゃないところがミソっすなw」。遠くから偉い人がうちに通ってきてるんだと伝えたいんだなと。本当に九大の先生が通ってらしたのかもしれない。だとしたら、その事実だけを話せばいい。

患者は黙って通えばいいんだよ、何回で治りそうかとかそんなことを言うんじゃねえ

ってことのような気がして、もうそこに通うのは止めました。これ以外にも、患者を黙らせようとする態度をそこここに感じていたんです、初回から。

その先生を疑って治療回数を聞いたのではなく、仕事の都合をつけるために予定を立てたかったんですよ。しかも1回の治療は1万円でしたから。

 

回数券購入を猛プッシュする鍼灸院・再来院を促す葉書が届く鍼灸院も避けた

 

お察しですよね。

別の「治さない」鍼灸院の例ですが、「回数券買うと安くなるからね」と施術中に営業を掛けられたこともあります。施術中です。背中一面に針が刺さってます。ヘタなことが言えない。

施術中に「効くでしょ?通えば通うほど楽になるってよく言われるんですよね」としきりに言ってくるところもありました・・効いてねえよ。そこじゃねえよ。でも、足を変わった体制にされて思いっきり押されてるんで、やっぱりヘタなことは言えない。

 

 

私が知る限りの情報ですが、なんかのお役に立てば幸いです

 

地雷を踏むリスクは低いに越したことはない。全ての鍼灸院やクチコミサイトがこうだと断言したいわけじゃない。ですが、なんかのお役に立てば、と思って書きました。

 

おさらい

  1. 「名医」という検索キーワードは危険
  2. 医療情報サイトは、都合の悪い投稿を削除する
  3. 雑誌に掲載されているからすごい、と盲信しないこと
  4. 大体何回くらいで効果が出るかを言えない医師は経験不足かカネ儲け主義
  5. 患者を委縮させてしまう高圧的な施術師は論外
  6. 回数券購入を猛プッシュする鍼灸院・再来院を促す葉書が届く鍼灸院も避けた

 

鍼灸がダメなら。頑固な筋肉の痛み(腰痛・肩こりなど)の方にお勧めしたい本

 

10年前に腰を痛めた時にこの本に出会いました。筋肉を硬直させる原因となる心の緊張や、心に抑え込んでいる怒りや悲しみに対処する方法が書かれています。なぜ痛みが続くのか、私はこの本を読んで納得していくにつれて、段々筋肉がほぐれて楽になりました。当時は杖をついても歩くことが難しいほど痛みに苦しんだんです。原因不明だと言われ続け、腰の牽引を受けに毎日病院に通ってました。

 

腰痛や肩こりに悩んでいるのは、老人よりも責任世代の40代から50代が多いそうです。老化が痛みを引き起こしているのではない証拠だ、とのことです。

私の例でいうと、歩けないほどの腰の痛みが出たのは、夫が勤めてた外資系企業が日本から撤退し、いきなり無職になった時です。私も精神的に相当参ってました。

 

お役に立てる本かどうか、以下にマゾンの感想欄につながるリンクを貼りました。他の方々の意見も読んでみてください。結構ネタバレしてる感想もあるので、内容の参考になるかもしれません

 

 

 

 

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くりからん

全身に遺伝性の血管奇形があります。脳や脊髄、身体を支える大きな骨に至るまで。出血するたびマヒや発作が強くなるのに、手術は危険なのでできません。そんな人生も半世紀を越えました。老後が見えてきた今。何をしておきたいか。どんな人生を送りたいか。日々考えてます。

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