ザ・リッツ・カールトン沖縄にて、超絶アップグレードして頂いた経験を書き残してみます。2020年10月の記録です。
予約していたのは一番安い部屋だったんですが、アサインされたのは最上級クラスのスイートルームでした。私の会員ランクはプラチナエリートです。
プラチナエリートの資格を持っていると、部屋が空いていれば、スイートルームも含むアップグレード特典が受けられます。しかしリッツカールトンは、プラチナ資格ではスイートにアサインされない、とネット上でよく書かれています。なのでこのアップグレードは、非常にレアケースだと思います。幸運でした。
スイートルームはこんなに広い
ザ・リッツ・カールトン沖縄の客室数は97室。そのうちスイートルームは2つしかありません。ザ・リッツ・カールトン スイートとプレジデンシャルスイートです。どちらも270度の眺望を誇ります。
どちらも広さは同じ105㎡。室内の調度品にも大きな違いはないようですが、どちらか迷ったらザ・リッツ・カールトン スイートの方を私は強くお勧めしたいです。
夕日が見える方向にベランダがあるからです。名護の海に沈む夕日を見ながら、ベランダでジャグジーを楽しめますよ!
プレジデンシャル スイートは建物の東側なので、海に沈む夕日は見られません。
スマホで音楽を鳴らしながら、ぼーっと海を眺めて日没を待ちました。
隣に部屋がない。ジャグジーがある場所の下の階は窓があるだけ。周囲はゴルフ場。
「隣に迷惑をかけないよう静かにしなきゃ」という心配がない開放的な場所です。
以下は7階の見取り図です。大きな部屋が2つ。その間に小さな部屋がありますが、これはスイートルームに併設されてる部屋。ここを付け足すと最大4人の宿泊ができる仕組みです。
ホテル到着からチェックインまで
高速バス利用の方、バス停からホテルまでは専用送迎車に乗りましょう
リッツ・カールトンは丘の上にあり、勾配のきつい坂道を結構登らねばなりません。遠慮なくホテルに電話して迎えに来てもらいましょう。
最寄りのバス停(かりゆしビーチ)とホテルの移動でお世話になりました。送迎は無料。ワゴンタイプの黒塗りの車で、ドアに白地でリッツカールトンのマークと名前が書かれています。
前日まで泊まっていたオキナワマリオットは、丘の頂上にあるリッツ・カールトンの途中にあります。道の勾配はそこそこ急で、歩けなくはないけど息が切れる感じ。
しかし、オキナワマリオットからリッツ・カールトンまでの勾配はさらにキツいんです。是非車に乗って下さいね。
玄関前には、沖縄の伝統的な建物によくみられる「ひんぷん」(正面玄関を隠すように設置された石の壁)がありますね。強風や魔物から玄関を守るためにあるそうです。
エントランスの様子
玄関入って右にリゾートマップ・水のペットボトル・タオルがあり、自由に使えます。水はもちろん室内にもあるんですが、外出時にちょっと持って出るのに便利ですね。ボトルに「THE RITZ-CARLTON」と書かれてます。
リゾートマップは是非ここでもらっておいてください。シーサーの文鎮の下にあります。
- 4階までの見取り図
- 美しい写真が撮れる撮影スポット
- レストランなどの施設の場所
- 沖縄本島北部の地図(主な観光地や高速道路のICの場所も書かれてる地図)
- ホテル近くのジョギングコースなど
色々お役立ちな情報が満載なマップですよ!
エントランスは3階。スパやプールがあるのは1階です。
チェックインについて
エントランスを右に曲がるとすぐにチェックインエリアがあります。ソファーに案内され、南国らしい花が飾られたテーブルで、館内の簡単な説明を聞きました。
椅子席では、旅行の相談・バスチケットの購入(部屋につけてくれるので、チェックアウト時に部屋代と一緒に払えます)・お会計などを行います。
2020年10月9日現在、朝食は予約制です。朝食を摂るのか、1日だけなのか2日とも摂るのか、予約希望時間は何時か、を尋ねられます。
私たちは初日だけ申込み、2日目はその後で考える、と返事をしました。なんせ1食5000円もしますからね。当時はバイキングをやってなかったので、5000円のモトがとれる自信がありませんでしたから・・・
GoToキャンペーンの恩恵について
GoToキャンペーンの地域共通クーポン券を渡されたのもこのタイミングです。
クーポンはホテル内のサービスにも利用できます(朝食もOK)。
もちろんGoToキャンペーンのステッカーが貼られている沖縄県内の店でも使えますが、なんと鹿児島県でもOKなんですよ。
とはいえ、使用期限は旅行の最終日までですから、鹿児島県在住でない人は沖縄で使い切らなきゃいけません。期限の短さには気をつけて下さいね。
紙のクーポン券・電子クーポン券のどれが使えるか、確認してからお買い物をしてください!ザ・リッツ・カールトン沖縄は紙クーポンです。
Marriott Bonvoyのアプリを落としておきましょう
リッツ・カールトンも含め、マリオット系列のホテルに泊まる人は、是非ともMarriott Bonvoyのスマホアプリを落としておきましょう。
私たちが受けたメリットは大きく分けて2つありました。
1つは、事前にオンラインチェックインを済ませておけること。ホテルのカウンターなどで書類に名前や住所を書く時間が節約できます。
もう一つは、24時間体制でチャット機能が使えたことです。電話では言いづらいことも文章なら伝えやすいってこともありますし、事前に準備しておいてほしいもののリクエストもできます。
チェックイン後から入室まで
アップグレードについて一言も触れないサプライズ感の演出
チェックインを担当された女性が部屋を案内してくれました。エレベーターで彼女が押したのは7階のボタン。スイートルームしかない階です。私たちが予約したのはプレミアデラックス(GoToキャンペーンの影響でしょうか、もっと手ごろな部屋が空いてなかったんです)。
「スイートルームにお泊り頂けますがどうされますか?」といった案内が全くなかったので、「これは何かの間違いではないかな」と思いながら、エレベーターを降りました。
ところが。
「どうぞ」
案内された部屋の扉を開けた瞬間、そこはまるで別世界でした。
扉を開けたら6畳くらいある玄関。ビジネスホテルの部屋くらいあります。
右に目をやると全面が大きな窓。
隣接している美しいゴルフ場と名護の海。
豪華なリビングとテーブル。斜め後ろには広い寝室。
何が起こったのか全く分からないで呆然とし過ぎ、案内の女性にお礼を言うことも忘れ、夫婦2人で固まってましたが、テーブルに置かれているメッセージを見て納得しました。
「本当にスイートルームにアップグレードされたみたいだよ・・・」
これは銀婚式のお祝いとしてのアップグレードで、ギリギリまで隠していたのは、おそらくホテルの方々のサプライズだったのではないかと。だとしたら素晴らしい演出です。感激しました。
冷蔵庫には高価なシャンパンが。
寝室には白鳥が飾られていました。
ウエルカムドリンクなど
コロナの影響なのでしょう。缶入りジュースと箱に入った黒糖のお菓子。口にするものはシンプルでした。
ですが、マスクと除菌シートが置かれており、感染対策がなされているなと感じました。そういえばリビング入り口にも消毒液が備えられていましたね。
部屋とホテルの施設・サービスについて
リビング
画像左側に60インチのテレビがあります。オキナワマリオットと比べるとチャンネル数は格段に多いです
館内の施設やサービスを紹介するチャンネルもあります(以下の画像はテレビ画面を自分で撮影したものです)
カウンター下の右側の扉を開けると冷蔵庫(冷凍室なし)。オリオンビール・コーラ・ポカリスエット・ジュース・炭酸水などが入っていました。
カウンター左上の引き出しにはお菓子
その下の引き出しにはポット
豪華な革製の箱の中には・・・
「この紅茶を飲んだら他のブランドの紅茶は飲めない」という声をよく聞くブランド。それがTWGです。さんぴん茶(ジャスミン茶)があるのは沖縄らしくていいですね。
コーヒーはネスプレッソを使って3種類の味を楽しめます
砂糖が黒糖なのは嬉しいですね。コクのあるやさしい甘さが魅力です。
常備されているグラスは4種類。グラスを持つ場所は、手にしっくりとなじむ太さ加減です
備品のほぼすべてにTHE RITZ-CARLTONと書かれています
自由に飲める洋酒と炭酸水。ナフキンの中にはフォークとナイフ。画像には映ってませんんが、左にはグラスと共にペットボトルの水が数本
ターンダウンサービスに来てくれた人が置いていってくれた天気予報と紅芋味のちんすこう。沖縄の言葉も書かれてますね。「ちゅーうがなびら」は「こんにちは」。
寝室とクローゼット
画像左は、テレビが埋め込まれた壁になっています。ベッドの真正面がテレビになってるんです。寝室にもカウンターがあり、炭酸水と冷蔵庫(空)があります。カウンターの左奥には、グラスとペットボトルの水が数本ありました
ベッドサイドにiPhoneが!いたって一般的なアプリが入っているだけでしたが・・・
クローゼットのハンガーも2人なら十分な数だと思います。ガウンは2つあります(1つは既に夫が羽織ってました)。上段にあるのは枕と毛布
ハンガーの下には宅配用の段ボール。箱にまでTHE RITZ-CARLTONの文字。徹底してます。下には引き出しが2段あります。
サンダルもクローゼット内に。やっぱりTHE RITZ-CARLTONと明記
「上質なカーペットごと歩いてるんじゃないか?」と思うくらいふわっふわのスリッパです。上質にもほどがあります。
洗面所とバスルーム
アメニティはAspreyで統一。英国王室御用達の格式高いブランドです。
美しい海と豊かな緑を感じさせる美しいグラスが置かれていました
引き出しに入っていたものを全部出してみると・・・
中のものが移動しないよう、あらかじめくぼみを入れてあるんですね
元々はこんな感じで収まっています
洗面台と風呂の位置関係はこんな感じ。テラスからの撮影です。つまり風呂が外から丸見えなんですが・・・
ちゃんとブラインドがあります。羽の角度や上げ下げはパネルで行います。「テラス」を押すと外の灯りがともる仕組みです
灯りがともりました。10月半ばの沖縄は、天気が良ければ外で寝そべっても全く寒くはありません。ジャグジーに足を突っ込みながら、頭をクッションに沈めて寝っ転がってました。
折り畳み式の網戸がオシャレです。テラスにいても全く虫の気配は感じなかったですけど、あると安心ですよね網戸。
シャワールームは洗面台の斜め後ろ。ガラス張りで高級感のあるデザインですよね
丁度良い水圧です。シャワー中心部の水は少し太めに落ちてきます。
下から2つめの突起はシャワーの切り替えに使います。上の突起はシャワーを置くバーの角度を固定するためのものです
ここにもAsprey
ジャグジー風呂で寝そべってくつろぐときの枕です。タオルで巻いて頭に当てるように作られています。
岩塩のようなバスソルト。入れても水の色は変わりませんが、ほんのりと香り、水がまろやかになりました。花のようなサンゴ、可愛い魚とクラゲが浮いてますね。袋を見てるだけでも和みます
次の日は別の種類のバスソルトが置かれていました。捨ててしまうのがちょっと惜しい可愛い袋ですよね。ジンベエザメが可愛いです。美ら海水族館仕様ですね
シャワールームと同じセットがバスサイドにも。お風呂はテラスと同じジャグジー風呂になってます。つまり、この部屋にはジャグジーが2つあるってことです。
お風呂のそばのラック。真ん中はヘチマ。黒いのはボディタオルです。
Aspreyの石鹸もありますね。実はこれって1つ5500円もするんですよ!さすが英国王室御用達の高級石鹸です。
ほんのりとした柑橘系のフレーバーで性別を選ばない香りです。特別な日をゴージャスにお祝いするなら、こういう贅沢もアリだと思いました。
ここは2つ目のトイレ。1つ目は玄関を入ってすぐの場所にあります
奥に予備のトイレットペーパーが見えますが、THE RITZ-CARLTONと書いてあるよシールにまで!
さらに、三角に折ってるトイレットペーパーにまでロゴが! 怖くて使えないので切り取って持って帰りましたw
テラスとジャグジー
リビングから外に出るとこんな感じです。スイートルームの広さが伝わるでしょうか?
身体が沈み込み過ぎない快適なソファーです。ひと一人が十分寝転がれる大きさをしています。テーブルは頑丈で、大人が腰かけてもびくともしません。ここには屋根がないので、雨が降るとずぶ濡れになります。
ジャグジーから出たらマットの上で寝ころがることができます。柔らか過ぎず硬すぎず。しっかりと身体を支えてくれるマットです。このエリアは屋根があるので、雨が降っても大丈夫。
朝食
朝食は1食5000円。「城(グスク)」というレストランが朝食会場になります。
私たちが食べたのは10月10日。残念ながらブッフェスタイルではありませんでした。
最初にパンが入った木箱が届きます。
その後に和食のお膳が運ばれてきました。洋食のセットはないとのこと。
追加メニューは席からオーダーする仕組みです。
飲み物やヨーグルトや納豆などはブッフェ形式でした。ビンのフタにもリッツ・カールトンと書かれてます。
食事の味や分量をどう思うかには個人差があると思いますが、とびきり美味しいというほどではなく、追加メニューもシンプルです。
ですが使われている食器が上品で美しいんですよ。お料理が映えるのはもちろんのこと、手触りや質感が心地よいものばかりでした
ダイニングの入り口にいる係の方に「明日は洋食ですか?」と尋ねたところ、「明日も和食で卵料理が変わるくらいです」との返事だったので、次の日の申し込みはしませんでした。
それ以外のレストランも利用していません。後述しますが、地元の道の駅に行き、郷土色豊かな食べ物をたくさん調達したんです。美味しいんですよこれが。
朝食後は水庭園「うなー」を散策しました。どこを撮影しても絵になる素晴らしい水庭園です。
プール・ジャグジー・スパ・ライブラリー・スポーツジム
プールサイドのチェアは数が少なく、プールもさほど大きくありません。左の色が薄い部分は子供用ですが、アトラクション的なものはなくシンプルです。
プールで楽しみたいならオキナワマリオットの方がいいかもしれません。ウオータースライダーなど子供が喜びそうそうなものがありました。
プールサイドにジャグジーがありますが、スイートルームにあるものと同じだろうと判断して足を運びませんでした。「プール以外は部屋のベランダにもっと豪華なのがあるんだから、泳ぎたいのでなければ部屋のベランダでゆっくりするのがいい」と、見てきた夫が言ってました。
人気のカバナルームからダイレクトに行けるプールがここです。プールは1階にありますので、カバナルームも低層階にあるということですね。
お勧めの観光地「おんなの駅」
ザ・リッツ・カールトン沖縄は沖縄本島北部の入り口にあります。那覇空港からバスで2時間程度。国際通りやひめゆりの塔など沖縄を代表する観光地に行くには遠すぎます。
ホテルから気軽に行ける観光地としては、美ら海水族館や琉球村などが有名です。また、ホテルの坂を下るとビーチが沢山ありますが、泳げるのは10月がギリギリだそうです。
沖縄らしい地元グルメを楽しみたい、那覇市内には入らない、観光地や空港で割高なお土産を買いたくない。
そんな方にお勧めなのは「おんなの駅」。演歌のタイトルみたいですが、ホテルからバスで行ける道の駅の名前です。
普通のお土産屋さんとJAのマーケット(直売所)を合体させたような場所です。地域クーポン券が使えましたよ!
野菜・果物・植物・海鮮はもちろん、地元の人が手作りした素朴なお菓子やお弁当などが安く売られています。
運がよければ、”あちこーこー”な(出来たてであたたかい)お弁当が買えるでしょう。数が少ないので出会えたらラッキー。
左上のイモのお菓子は絶品です。見つけたら試してみてください。下段真ん中の緑色のは、とても具だくさんなチマキです。
話が「おんなの駅」から外れますが・・・
私は沖縄リピーターで、これまでに宜野湾・豊崎・糸満・奥・南風原・久米島・石垣島・波照間島・与那国島などの直売マーケット・共同売店などを利用してきましたが、地元の人が作ったお弁当や総菜にハズレはなかったです。
(日本の最南端にある共同売店です。波照間島にあります)
(幻の酒といわれる「泡波」が無造作に並んでて驚きました。波照間で買うと安いですが、本島に戻ったら超高値で売られてます。内地ならなおのことでしょうね)
超高級ホテルから1泊1000円台の自炊宿、さらには琉球古民家貸し切りひとり旅まで。私は沖縄で色んなタイプの旅をしてきました。
これからもここに書き残す予定です。超高級ホテルだけじゃなく、激安沖縄ひとり旅にも興味がある方がいたら、また読んでくださいね!
話を「おんなの駅」に戻しましょう。
大きな島バナナを800円で、今帰仁スイカを750円で買いました。
シルキーで甘いんですよ、今帰仁スイカ。
島バナナはミックスジュースのような味がします。このサイズのものが800円で買えるのはラッキーです。
おんなの駅は店の外のテイクアウトメニューが充実しており、多くの人が集まっていました。沖縄そばやカマボコもありますが・・・
有名な巨大かき氷や種類の多いサーターアンダギーなども楽しめます。
ボリュームがすごい。カップの上に両手を立てた高さをくらいあります。2~3人でシェアするのが丁度いいです。
花や観葉植物のコーナーもあります。これで130円。激安です。部屋の飾りに買って帰るのもいいんじゃないでしょうか。
空港バスを途中下車すればいいだけなので、車がない人でも大丈夫です。おんなの駅のまん前でバスが止まります。
ホテルと空港のアクセスについて
空港から名護市内までの便はそこそこあるんですが、リッツカールトンがある東海岸を走るバスは多くありません。公式サイトにバスの時刻表へのリンクがありますので参考にしてください。
ホテルに一番近いバス停は「かりゆしビーチ」です。
バス停とリッツ・カールトン間は道の勾配がキツく、距離もそこそこありますので、バス停からホテルに電話をして迎えの車をお願いすることをお勧めします。
美しく上質なものに囲まれて
沖縄本島も北部に行くと星がよく見えます
沖縄本島北部の空は星がよく見えます。スイートルームの周りにはゴルフ場と山しかありませんから、部屋の明かりを消せば星を見るにも丁度いいです。
ベランダのソファーに寝っ転がってお酒を飲みながら、星座が確認できるアプリを落とし、目の前にある星座を確認しながら夜を過ごしました。
遠近両用のメガネやコンタクトレンズを使っている方は、星空観察のために、ぜひ近視専用のものを持ってってくださいね!見え方が全然違いますよ。
このベランダは270度の眺望が楽しめるので、昼も夜も楽しみが一杯です。
プロのトーナメントが開催されるゴルフ場
オキナワマリオットからリッツ・カールトンまで車で送迎してくれた方が「このゴルフ場ではプロの試合をすることがよくあるんですよ」とおっしゃってました(今日やってるんですよ、と言ってたかもしれません。聞き落しました)。今年は「密」を避けるためにマスコミもギャラリーも入れないとのことです。
私たちが泊っている日にもゴルフをやっている人達が何人もいました。コロナ対策のためにマスコミも入れないで試合をするので、プロなのかアマチュアなのかは分かりませんが。
亜熱帯の植物が鮮やかに輝く廊下
南国らしい植物を存分に楽しめるよう、廊下の角には美しいソファーが置かれています。窓は開放されているので、手を伸ばせば色鮮やかな葉っぱに手が届きます。
ウエディングドレス姿で写真を撮っているご夫婦を発見
幸せのおすそ分けを頂いた気分です。記念写真の撮影中だったようで、たくさんのカメラマンが周囲を取り囲んでいました。水庭園「うなー」の美しさはウエディングドレス姿にもぴったりです。
沖縄の伝統的な言葉で庭を「うなー」と呼ぶのは、こういうしくみです。
- 標準語の「お」→ 沖縄の伝統的な言葉では「う」
- 標準語の [wa] → [aa]
ロシア皇帝に献上されたシャンパン Louis Roderer ルイ・ロデレール
庶民的な飲み物にまじって、1本だけ異彩を放つ高級なボトルが冷蔵庫に入っていました。
「お祝いでございます。どうぞお楽しみください。ちなみにスイートルームでは、部屋の中にある他のお酒もお菓子も全て無料でご提供しております。よろしければご賞味を」
調べたところによるとLouis Rodererは、ロシア皇帝に献上された歴史を持つ由緒あるシャンパンなのだそうです。
とても美しい琥珀色のシャンパンが、スイートルームに華やかさを添えてくれました。まろやかな味わいが心地よい1本です。
ジャグジー機能は水がちゃんと溜まってから利用するもんなんですねw
こういう贅沢に慣れてないので、ジャグジー風呂に水が溜まってない状態で水流コントロールのボタンを押してしまい、風呂が大惨事になりました。
下からボコボコと水が上がってくるボタンを押しちゃったんですよ。そしたら一定の間隔を置いて噴水のように水が風呂の壁を打ちつけ始めました。
夫婦そろって何が起こったのか分からず、奇声を上げて見守るしかありません。収まった時には風呂場が浸水してました。貧乏人がはしゃいで色々やるもんだからこんなことに。
人の入退室を感知する電源システム
部屋に戻って冷蔵庫を開けると、凍っていたはずの場所から水滴が垂れていました。毎回そうだったので、室内の照明と連動して冷蔵庫の電源も落ちる仕組みなのかもしれません。
中の食品の温度も上がっていたようです。しっかり冷やしておきたいものがある方は、念のためにホテルの人に確認してくださいね。
そういえば、外出先から部屋に戻ると、リビングのカーテン(この大きなスクリーンみたいなやつ)が閉まってるんですが、人が入ってきたことを感知するとゆっくりと上がっていくんです。
チェックアウトから空港まで
プラチナエリート会員はレイトチェックアウトで夕方4時まで滞在可能なんですが、この日は次の宿泊客がいるとのことで12時に部屋を出ることになりました。
同じく会員資格でホテル内での飲食代が割引になるのですが、朝食が半額に。1食5000円ですから半額はデカいです。
ありがたいことに、朝食代に充てようと思っていた地域共通クーポンが5000円分あまってしまいました。
余った地域共通クーポンの使い道
このまま空港に行って荷物をあずけて身軽になりたい。クーポン券を使うためだけに那覇市内で降りたくない。でも空港で買い物をすると高くつく。さてどうするか。
私がとった方法はこうです。
- 空港のカウンターで荷物をあずけてチェックインしておく
- ゆいれーるで「小禄」(那覇空港から3駅目)まで戻る
- 駅直結のイオン那覇店の1階(食品売り場)に直行
- 旅行後のおかずになるようなレトルト食品や乾物、沖縄土産を売ってるコーナーで紅芋タルトなどを購入
- カゴに入れるたびにスマホの電卓に税込み価格で足し算
- みごとにほぼぴったりの金額でクーポン使い切りに成功!
空港で物を買うと高いということもありますが、レジでの支払いを1回にまとめたかったんです。
クーポン券はお釣りが出ないので、クーポン券+端数を現金で支払うことになります。そうすると、レジを通るたびに端数の現金が必要となるからです。
「迎恩」の心を大切にする最高のホテルでした
琉球に伝わる「迎恩」の心を大切にするホテルだと、リッツ・カールトン公式サイトのトップに書かれています。お客様に感謝し大切におもてなしするという意味でしょうか。
私たちは2日間の滞在で「迎恩」をたくさん感じることができました。
チャットやメールで何度かやり取りをしている中で私は、「銀婚式の記念に沖縄にお邪魔するんです」とぽろっと書いていたようです。それを担当者の方は見逃さなかった。部屋割りをする方に伝え総支配人にも伝え、ホテルで一番グレードが高い部屋を用意して下さり、美しい装飾も施してくださった。
銀婚式を迎えるまでの25年間、ほんとうに色々なことがありました。ブログのタイトルにもあるように私は多数の脳血管奇形を抱えており、いつ脳出血を起こして身体の自由や命を失うかもしれない状態で生きてます。だから次の25年は望めない。金婚式は迎えられない。
ですから銀婚式は本当に大きな意味を持つものだったんです。大切な節目のお祝いにTHE RITZ-CARLTON沖縄を選んで本当によかったです。「迎恩」のおもてなし、私は一生忘れません。
コロナ対策で変更・休止されているサービスなどがありますから、公式サイトで最新の情報をチェックしてくださいね!
訪問する私たちもコロナ対策をしっかりやって、ゴージャスなホテルステイを楽しみましょう!最後までお読みくださってありがとうございました!
タクシーで移動するのにDiDiを利用しました。乗車体験記はこちら!